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Q&A

日影図とどこが違うのですか?

日影図は、本来、建築確認申請の際に必要な図面であり、計画している建物が建つことによりその周辺に発生する日影が、建築基準法で定められた範囲内であることを検証するものです。
これに対して日照シミュレーションは、計画している建物が周辺建物からどのような日影を受けるかを検証することを目的としています。
日影図は直射日光のみの検証ですが、日照シミュレーションは直射日光に加え、天空光・反射光も含めた検証を行います。

どのようなケースでシミュレーションが必要になりますか?

基本的に、計画中の建物内部にどのくらいの日光が入るか検証することを目的としています。
計画建物の周辺に高い建物や塀などがある場合は特にシミュレーションをおすすめします。
周辺建物からの影響がない場合でも、計画建物の形状によって日光が届きにくいケース(建物形状が複雑、上階の出寸法が下階よりも長い、部屋の一辺にしか窓がない、窓の位置が低い、など)が考えられます。
また、計画建物によって生じる日影が、周辺へ与える影響を検証することも出来ます。
(この場合は、周辺建物の詳しい図面などが必要になります。)

戸建住宅しかシミュレーション出来ないのですか?

いいえ、そんなことはありません。
資料があれば集合住宅でも可能です。価格はご相談ください。

天空光、反射光とは何ですか?

日照というとつい、直射日光のことばかりを考えがちですが、太陽光(自然光)は、直射日光・天空光・反射光(地物反射光)の3種類から成り立っています。

  • 地物反射光・・直射日光や天空光が地面や建物などで反射した光

これらの自然光を正確にしていくと、より現実に近づいた予想図を作ることができます。

  •          

※補足
室内の日照を考える際、直射日光は冬の一時期は歓迎されるものの、他の季節(特に夏期)は 極力避けたいものになります。家具の日焼けの心配もあることですし、直射日光が年中室内に入るのは好ましくありません。ということは、室内の明るさは、天空光をどれだけ取り込めるかにかかっていることになります。また窓から入ってきた光は室内で反射を繰り返すため、内装材の材質・色なども影響します。(材質や色によって反射率が違います。例えば黒は光を吸収し白は反射します。クロスやフローリングが白っぽい部屋が全体的に明るい印象を受けるのはそのためです。)

同時に照明シミュレーションは出来ますか?

はい。可能です。 同一物件で、昼間と夜間の両方をシミュレートできます。
また、ご要望があれば「昼間に補助的に照明をつけた場合」というケースも検討できます。

  • 4:照明・・・・・白熱灯や蛍光灯など
    5:天空光・・・・反射光・・・照明が反射した光

自然光と同様に、正確に計算していくと、より現実に近づいた予想図を作ることができます。
自然光と人工光の両方を同時に検討することも可能です。

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季節はいつでもよいのですか?場所はどこでもよいのですか?

はい。季節、場所とも、お客様によるご指定が可能です。
季節に関しては、冬至日の日当りが1年で最も悪いため、冬至日を検証するのが一般的ですが夏季の日差しが室内に入り込みすぎる場合も、検証の対象になります。
場所は、緯度経度(不明なら住所だけで構いません。)をお知らせいただければ、どこでも検証することができます。

依頼の際、何が必要ですか?

建築物の形状および寸法などのわかる資料、データ
平面図、立面図、断面図、外構図など
内装および外装の仕上材がわかっている場合はそのサンプルや写真など
建設予定地の緯度・経度 (不明なら住所だけで構いません。)
近隣環境などのわかる資料、データ

制作日数はどれくらいですか?

制作内容によって変わりますがおよそ4~7日程度とお考えください。
ご相談いただいた際、お見積と一緒に納期をお知らせいたします。